ウォール街で注目の暗号資産関連株を分析

1.19K
ウォール街で注目の暗号資産関連株を分析

新たな暗号資産株ブーム

2025年5月、CoinbaseがS&P500に採用されたことは大きな転換点でした。しかし私の注目を特に引いたのは、Circle Internet Group(CRCL)のIPO後600%という驚異的な上昇率です。安定通貨を黎明期から追ってきた者として、これは単なる話題性以上の意味がありました - USDCがニッチなトークンから金融インフラへと変貌した証拠だったのです。

安定通貨の覇権:Circleの計算された躍進

P2P決済サービスから「安定通貨の標準」へ - Circleの成長物語はフィンテック版シンデレラストーリーのようです。彼らのNYSEデビュー価格31ドルは野心的と思われましたが、3週間後に199.81ドルをつけた時、それは予言的とさえ言えました。私の分析では2つの要因がこれを後押ししています:

  1. 規制の追い風: GENIUS法により制度が明確化され、機関投資家の採用が加速
  2. SWIFTへの挑戦: 企業間でUSDCを使ったリアルタイム決済が増加

Coinbase(COIN)も見過ごせません - 彼らはCircleへの出資を通じてUSDC準備金収入の50%を得ています。

ビットコイン財務戦略:MicroStrategyの手本

MicroStrategy(MSTR)は現在5万BTC以上を保有 - 流通量の約3%に相当します。同社株はビットコインの代理指標となり、0.7-0.9という驚異的な価格連動性を見せています。2020年にはMichael Saylor CEOの戦略は無謀と呼ばれましたが、今やこの「BTC標準」プレイブックは以下の企業にも採用されています:

  • GameStop(GME): 5億1300万ドルのBTC購入
  • Trump Media(DJT): 25億ドル規模のビットコイン保管計画
  • 「MicroStrategyモデル」に追随する複数の小型株

TheCryptoPundit

いいね48.18K ファン2.27K
オーパラス