暗号通貨資金調達ラッシュ:AIとインフラが主導する1億6900万ドルの投資動向

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暗号通貨資金調達ラッシュ:AIとインフラが主導する1億6900万ドルの投資動向

1億6900万ドルの謎:先週の暗号通貨資金調達事情

2017年のICOブーム以降、資金の流れを追い続けてきた筆者にとって、先週発表された16件の資金調達案件は非常に興味深いケーススタディとなりました。

インフラ分野が再び注目

全16件のうち8件がインフラ関連で、特に注目すべきは:

  • Eigen Labsがリステーキングプロトコル開発でa16zから7000万ドル調達
  • TONエコシステムがTelegram連携DeFiインターフェース開発で1150万ドル獲得
  • 国際送金サービスXFXがHaun Venturesなどから910万ドル調達

AI×Web3の第二幕

注目すべきAI関連3案件:

  1. Units.Network(1000万ドル)- AI流動性管理ツール
  2. SparkChain AI(1080万ドル)- 分散型GPUネットワーク
  3. PublicAI(800万ドル)- ブロックチェーン脳波データ収集

その他注目案件

  • Project Eleven:量子耐性暗号技術で600万ドル
  • Wildcard Alliance/Thousands:Web3ゲーム統合で900万ドル
  • Ubyx:ステーブルコイン用Visaネットワーク構築で1000万ドル

資金フローが示す3つのトレンド

  1. 機関投資家によるインフラ投資継続
  2. AI技術は新規アーキテクチャではなく既存フレームワークに組み込まれる傾向
  3. ベアマーケットでも実績あるチームへのSeries A投資は活発

CipherBloom

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