深センで初取引!中国の新越境決済システム「CBPL」始動

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深センで初取引!中国の新越境決済システム「CBPL」始動

SWIFTを超える?中国がリアルタイム越境決済を開始

午前9時15分、深センで歴史的な瞬間が。張さんが旧正月のお年玉8,888元を香港の甥に電話番号だけで送金し、中国の『Cross-Border Payment Link』(CBPL)が本格始動しました。

仕組み:シンプルさと金融工学の融合

CBPLは以下のシステムを連携させます:

  1. 中国本土のCNAPS(中国国家高度決済システム)
  2. 香港のFPS(高速決済システム)

従来の数日かかる銀行送金(手数料3%)とは異なり、CBPLは:

  • リアルタイム決済:瞬時に資金到着
  • 電話番号指定:長いIBANコード不要
  • デュアルカレンシー:HKDかCNYで受取可能

暗号資産関係者が注目すべき点

中央集権型システムに懐疑的なビットコイン支持者も、CBPLが持つ3つのブロックチェーン的要素に注目:

  1. 24時間365日営業(ウォール街見習い)
  2. プログラム可能なアドレス形式(電話番号=人間可読ウォレット)
  3. マルチカレンシー自動交換(ボラティリティなし)

分析によると手数料は平均0.2%と、Western Unionの5-10%に比べ大幅に低く、香港の暗号資産OTC店舗での採用も予想されます。

地政学的戦略

これは利便性だけでなく金融インフラ外交です。大湾区都市圏をカバーする第1段階から、将来的には:

  • デジタル人民幣統合によるASEAN諸国
  • 一帯一路参加国 への拡大が予測されます。

ByteOracle

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